2014年1月10日金曜日

【考察】幸せって何?どうすればやる気はあがるの?【哲学】

NHKの番組、100分de名著 をご存じでしょうか。月に1冊の小説を多ジャンルから取り上げ、(今週は世阿弥(ぜあみ:室町時代)の風姿花伝(ふうしかでん)だそうです)、25分×週1で放送しているそうです。テキストも売っているらしい。
正直私は文学に疎いので賢いことは言えないのですが、今回は正月特番の100分連続番組!
テーマは 「幸福って何?」 という興味深いものだったので、食い入るように見てしまいました<●><●> じー

今回は特別版!共通するテーマを4分野の専門家が、それぞれ1冊ずつ本を持ち寄り解説していくスタイル。その4分野とは、文学・経済学・哲学・心理学・・・ (; ´∀`) まるで私には縁がない学問ではないか!1つもかじったことない。
しかしさすが教授たち、くだいた説明のお蔭で分かりやすく、お互いの分野を理解しながら発展させていく構成は感動ものでした(* ´∀`) (´∀` *)
難しいことは置いておいて、気になる「幸福とは何か?」の結論は、

文学 「断念ののちの悟り」 
経済学 「人の痛みが分かること」 
哲学 「ほんとうを確かめ合うこと」
心理学 「愛する人の幸せを願うこと」

え!みなさんなんとロマンチックΣヽ(  ゚д゚ )ノ !!
紹介された名著はこの通りです。
ちょっとだけ私の言葉で付け加えると、
 「断念ののちの悟り」 :自由に生きた先に残るもの(愛に似ているらしい)
 「人の痛みが分かること」 :アダムスミスの有名な「見えざる手」。でもその根本に必要なのは道徳であり、自分の良心に逆らわない心(=健康であることの条件)らしい
 「ほんとうを確かめ合うこと」 :後述 ※
 「愛する人の幸せを願うこと」 :哲学の結論と似ている ※

自分の経験と照らし合わせて、刺さるもの・刺さらないものがあると思うんです。この中で個人的には哲学の先生の話が心にきたので、それについて少しだけ話したい。
おそらく 仕事に重きを置いている人 に特に共感が得られるのではないですかね?



※ さて。哲学の分野より
ヘーゲルさん(江戸時代中~後期)の「精神現象学」という著書から、人間の欲求について学びました。人間は 幼児→子供→大人 と進むにつれ、

 「喧嘩に勝ちたい!誰かに認められたい俺がナンバー1だ!承認がほしい!」
 → 「もう勝負はつかれた・・・名誉なんていらない、俺は俺が認める・・・自由だー!」
 → 「でも人とのつながりを断つ必要なんてないや。個性だし!認め合いながら、自分にとって一番の普遍なものを模索していくべきだ」 = 「ほんとうを確かめ合う」

と成長を遂げるらしい。φ(゚Д゚  )・・・これ、すごく理解できる!私もこう成長していった気がするんだ。みなさんは今どの段階ですかね?

承認→自由→普遍、という欲求で思い出したのは、マズローによる 人間の欲求5段階説
 ①生理的欲求 (食事睡眠etc.)
 → ②安全/安心の欲求 (良い暮らしや住処)
 → ③愛情/所属と愛の欲求 (人との関わり)
 → ④承認/尊重の欲求 (集団の中の自分)
 → ⑤自由/自己表現の欲求 (自分で決めたい)

・・・ちょっと手を加えてしまった感がありますけどこんな感じ。難しいことはよくわからない\(^o^)/
先に出てきたものほど低次だそうですよ。
さ、さらにここから、以前、「やる気を出す方法」を提唱している武田和久さん の講演に一度参加させられた したことを思い出しました。
わざわざほじくり返したらこんな感じ。な、なんかマズローさんのと似ている・・・(; ^ω^ )
確かこの時は、他人と自分の欲求がどれくらい異なるのかをグラフにして表すというものでした。
その結果がこれだ!
(2年近く前の私が書いたグラフ)

ひ、ひどい・・・愛情なさすぎ泣いた (´Д⊂ ヽ
愛情ないくせに承認ほしいなんて、どれだけ自分勝手なんだ(憤慨)
今だったら
愛情↑↑↑ 承認↓↓↓ 自由↓ 挑戦↑ という感じかな。

マズローさんは愛情は5段階中3段階目と言っているけど、「ほんとうを確かめ合う」 という視点から考えると、幸せってここにある気がするよね。
この番組で共通していたのは、一人では幸せになれない━━( ;゚Д゚ )━━!ってことみたい。もちろん、結婚しなきゃだめということではない。必ずしも、結婚≠幸せではないことがこれを証明している。孤独/孤高に生きるのもいいと思うけど、最後は幸せのためにちょっとだけ素直になるのも素敵だよね!

長くなりましたが、多岐に渡る分野のプロフェッショナルが「幸福論」について、ある程度1つの結論につながったことに驚きました。とても素晴らしい番組だった!
100分間、CMなしはちょっと辛かったけども ((( ;゚Д゚ ))) !

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