動物をかなり扱う内容なんですが、普段からそういう実験をしてるわけではないので・・・というか、毎日動物に触ることはあっても、マウスに注射することに慣れてる大学生なんてそうそういないんじゃないですかね・・・(; ´Д` )
・ddY-マウス
必修の授業で使うのはこの白マウスです。
クローズドコロニー=5年以上一定集団内だけで繁殖を続けられている、もので、遺伝子としての個体差はゼロじゃない(たまに雑種も生まれる)。
それでも、自分から餌を捕まえて捕食するとか、人間を噛むとかいったことがインプットされていないようで、かなり温厚なかわいい(かわいそうな)やつです。ものによっては雑菌も持っていないため、たぶんやつらより人間の方が汚いんじゃないかっていう。
・C57BL/6Jマウス

こちらの黒(BL)は、遺伝子ゲノムが解読済みなため、白血病や重症筋無力症など、遺伝的な病気を発症させるように繁殖させられた種類もいます。
上のがクローズドコロニーなのに対し、こっちは近交系。(違いはここに書いてある)・・・人間に例えると、O型とO型からはO型しか生まれないというのにのっとり、まじでO型しかいないのが近交系、親がA型同士でもA型とO型の子供ができちゃうのがクローズドコロニー、で合ってますか? じ、自信がない。。
でも一番重要なのは、この黒、キムなんとかさんも驚くほど攻撃的です。捕まえようとするだけで指の肉を持っていかれたりします・・・本気で痛い・・・!実験室は戦場と化します。
正直、黒を一度扱った身としては白マウスなど全く怖くないのですが、皮をひっぱることでやりすぎて窒息死させてしまった人がいるとか、ずっと持ってるとマウスに負担だとか、そういう話のせいでしばらくスランプでした・・・だって苦しむところとか見たくないし!
でも、洗練された技術(Refinement)を獲得するには、うまくなるまでマウスに協力してもらう他ないんですよね(´っ;ω;`) ごめんよ・・・いつもありがとうマウス
経口投与もそうなんですが、こういうのって自転車に乗れるようになるまでと似ているみたいですね。いわゆる 手続き記憶 ですよ!(ドヤァァァ 陳述記憶=テストの暗記とか頭で覚えるもの、と違って、気づいたら体が覚えてるとか、どうやってんのか説明しろって言われても、うーんよく分からないんだよそれが、ってなるものです。
だから場数を踏むしかないんですね。感慨深い・・・
いつもダラダラだらだらと長くなってしまうので、とりあえずここで切ります。
次回は腹腔内投与、皮下注、経口投与のポイント。SAでやる前にまとめておこうと思います。